住宅型の有料老人ホームについて

住宅型の有料老人ホームとはどのような施設でしょうか。住宅型有料老人ホームは老人福祉法によって定められた3種類のホームのうちのひとつになります。食事提供等のサービスは提供しますが原則として介護サービスは提供しない施設になります。もしも介護サービスを受ける際には外部の事業者に依頼をして行ってもらうようになります。介護を施設で行うには施設が特定施設入居者生活介護の認定を受けている必要があるのですが、このホームは認定を受けていないので行うことはできません。


中には同じ施設内や近隣の事業所に介護サービスを行える施設を設置して、いろんな状況に対応できるようにしているところがありますが、法律上は介護つきとは表記できないことになっています。そのため入居する基準は自分の身の回りのことは自分である程度できることが前提となります。要介護認定を受けていないことが条件となっていることが多いですが、最近では認定があっても受け入れてくれる施設も増えてきています。この住宅型の有料老人ホームのメリットは介護サービスを自分が必要な分だけ依頼することができるので費用がかからないという点です。元気で必要なければ介護費用はかかりません。もしも介護付きの施設を使用すれば介護量に関係なく毎月の介護費用がかかってしまいます。掃除だけでよければ週に1回訪問介護を使用すればいいでしょう。入浴が不安であれば週に2回程度の入浴サービスやデイサービス、デイケアなどの通所サービスを利用すればいいので介護費用の負担は少なくてすみます。通院や買い物の付き添いが必要であれば、必要な分だけ訪問介護の中の身体介護サービスを利用するといいでしょう。デメリットもあります。スタッフが少なく常駐しているわけでもないので、もしもの時に対応が遅くなる可能性があります。


また将来的に介護量が増えたり認知症になると、このホームでの生活は難しくなります。介護量が増えた状態で外部に介護を依頼すると逆に費用が高くなってしまいます。また介護に使用できる金額は自宅で介護保険を利用するのと同様に要介護度ごとの限度額があるので限度を超えた金額はすべて自己負担になってしまいます。介護サービスは外部の業者を自分で選ぶことができるのですが、実際は同じ系列のところにしかサービスを依頼しづらいことがあります。住宅型有料老人ホームの入居費用はホームによって異なりますが、居住費、光熱費、管理費、食費が必要になります。