有料老人ホームと順番待ちについて

高齢者が生活するための介護施設には2種類があります。ひとつは有料老人ホームで、もうひとつは特別養護老人ホームです。特別養護老人ホームは介護保険上は老人福祉施設といわれます。特別養護老人ホームは介護保険申請で要介護認定を受けた人が入ることができ、高齢者が介護を受けながら生活をする施設であり、サービスの内容を考えると介護付き有料老人ホームのような施設になります。ただ特別養護老人ホームは介護保険適応の施設であり、介護付き有料老人ホームよりも費用が安くすみます。


費用が安い理由は国や自治体の資金が投入されている施設だからです。施設サービスは介護保険適応で1割負担であり、食費や居住費も介護保険上で費用が決められています。また低所得者には申請することで利用料を減額してくれる措置があります。そのため多くの人は特別養護老人ホームへの入所を希望しており、入所の順番待ちで何年もかかることが当たり前になっている状況なのです。また入所するのは申し込み順ではなく、介護度が重度な緊急性の高い人から入所させる仕組みになっているので介護度が低いと、いつまでも入所することができない状況になっているのです。そのための受け皿として有料老人ホームがあります。介護付きの有料老人ホームであれば特別養護老人ホームと同じようなサービスを受けることができるのです。


有料老人ホームにも順番待ちはありますが、全国的にも数がたくさんあるので探せば短期に入所可能なところがあります。また介護利用者が増えるに連れて、新たに建設される場合があるので調べておいて申し込むという手もあります。有料老人ホームも多くの利用者のニーズにこたえられるように多様化しており、初期費用が少なくてすむようになっていたり、利用料が安い低所得者向けのものが増えてきています。また施設によってサービス内容などが異なるので、自分にあったところを選ぶということができますので経済的に余裕がある場合は特別養護老人ホームよりもいいサービスを受けられるでしょう。特別養護老人ホームへの順番待ちに期間を限定して利用をするという方法もあります。実際に利用している多くの人は特養への申し込みをしているのではないでしょうか。要介護度が4や5の人であれば特養への入所の順番が回ってくる可能性が高いのでいいでしょう。介護度が低い場合にはいつまでも順番待ちが続いて入所が長期にわたり、費用がかかってしまうことがあるので注意が必要です。